ヘッドスパサロン開業前に知りたい!必要資格や資金、集客方法など解説

ヘッドスパサロンは、頭皮のマッサージを中心としたメニューで、お客様にリラクゼーションや美容の施術を提供する専門店です。

2021年度の理美容サロン市場は、売上高ベースで2兆470億円(前年度比103.9%)となっています。
理美容サロンの市場はコロナの影響も受けてはいますが、回復基調にあるといえるでしょう。

出典:矢野経済研究所|理美容サロン市場に関する調査を実施(2022年)

ストレスの多い現代社会において、リラクゼーションの需要は少なからずあるといえるでしょう。ヘッドスパは頭皮マッサージを通じて、血行促進やストレス解消など様々な効果を提供し、お客様に満足いただくことができる技術です。

ヘッドスパサロンで開業する場合、内容によって開業のフローが変わってきます。

今回は、ヘッドスパサロン開業を考えている方に向けて開業までに必要な準備などを解説していきます。

実際にヘッドスパサロンを開業し20年運営している経験についてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ヘッドスパサロンの開業に必要な資格

ヘッドスパサロンの開業は、ヘッドスパの内容によって必要な資格やフローが変わります。

大きく2つの内容に分かれます。

◆ウェットヘッドスパの開業

ウェットヘッドスパは、シャンプー台を使い髪を濡らすメニューを提供する内容です。

こちらのメニューを提供する場合は美容師免許が必要になりますので注意が必要です。
※海外ではシャンプー技術に免許がなくても問題ない国もあります。

開業時に保健所で美容所登録も必要となります。

そのため、開業に至るまでに複数の書類が必要な上に、店舗施設の環境条件も細かくなります。内装費用も高額になりやすいため、開業に必要な資金などもしっかりと準備しなくてはなりません。

ウェットヘッドスパの開業に必要な資格など

  • 美容師免許
  • 営業許可物件
  • 美容所登録
  • 開業届

◆ドライヘッドスパの開業

ドライヘッドスパの場合、特別な資格は不要です。開業に必要な書類も、通常の開業に必要な「開業届」のみでOKですので、ウェットヘッドスパよりはハードルが低いといえるでしょう。

ただし、お客様に満足いただけるサービス提供のために民間のスクールでしっかりと技術を学ぶのが望ましいといえます。

お客様目線で考えれば、そのヘッドスパサロンのオーナーがどこで技術を学び、どのようなサービスを提供するのかが重要といえます。

ドライヘッドスパの開業に必要な資格など

  • 民間の技術・資格
  • 営業許可物件
  • 開業届

国内でもトップクラスのヘッドスパの技術を身に付けたい!という方は、12年間継承されている『今井式ヘッドスパアカデミー』にご相談ください。

今井式ヘッドスパアカデミーでは、ドライヘッドスパでお客様に満足をご提供する技術が学べるコースのほか、ウェットヘッドスパの開業を目指す方向けのコースもあり、ヘッドスパ全般で技術を身に付けられます。

【今井式ヘッドスパとは?】

今井式ヘッドスパは、癒しだけで終わらない確立された独自理論と手法・技術によるヘッドスパを習得できる全国でも珍しい本格的なヘッドスパスクールです。

オールハンドによる丁寧で的確な高度技術で、筋肉の癒着や強張りを改善し、脳髄膜液・血液・体液の循環を促進。お客様に高いご満足を提供します。

ヘッドスパサロンの開業準備

ドライヘッドスパサロンを開業する場合、原則「開業届」を提出する必要があります。

しかし、自宅サロンの場合は「開業届」を提出しなくても罰則はありません(原則は提出)。しかしながら、「開業届」を出すことにはメリットもあります。

そういったメリットや、開業前の準備についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

ヘッドスパサロン開業前の準備は?全体の流れがわかるロードマップ

開業に必要な資金について

ヘッドスパサロンの開業で気になるのは資金面について。大きくは以下の費用が掛かってきます。

①技術習得

あなたがお客様に提供するメニューの土台になるものです。

全くの独学でお客様に最高の満足を提供することができる技術を身に付けるのは簡単ではありません。

技術習得にかかる費用はピンキリですが、技術を身に付けるのであれば数日間に渡りしっかりと講習を受けられるスクールが望ましいでしょう。

今井式ヘッドスパアカデミーのベーシックコースでは、30時間というボリュームで220,000円のベーシックコースになります。これに加えてオンライン講座でも技術を理解していくことが可能です。

一生モノの技術を身に付けられる内容としてはリーズナブルな価格から提供しています。

②店舗内装

ヘッドスパサロンは、お客様がリラックスし癒しを感じられる店舗内装も重要です。

内装には、床や壁のクロス、照明や電気設備、空調設備、設備機器などが挙げられます。
提供する技術が素晴らしくても、内装が雑だったり、店全体が薄暗かったりしてお客様が不安になってしまうのは残念なことです。
お客様が店舗に一歩足を踏み入れたその時から、上質な体験を提供できる内装を心掛けましょう。

特に、狭いマンションなどで開業する場合は、埃や湿気に気をつけてください。

内装の費用については、施工内容によってかなり幅があります。開業場所の広さやコンセプト、予算に応じて考えていきましょう。内装費用を考える際には「坪単価」が参考になります。坪単価とは、1坪あたりにかかった費用のことです。

ヘッドスパサロンやエステサロンの場合、坪単価は約20~30万円ほどが目安になります。
※当然、高級な装飾を施せばさらに上がっていきます。

店舗の広さについて、個人事業として開業する場合は6~10畳で問題ないでしょう。
施術用のチェアやベッドで約1畳を使いますので、その他機材や備品を置いて圧迫感の無い広さが必要です。

1坪は2畳となりますので、5坪(10畳)の店舗で内装にかかる費用は100~150万円ほどが最低でも必要になります。
内装費用について、より詳しく解説した記事はこちらをご覧ください。

サロンの内装にかかる費用相場は?費用を抑えるコツや内装のポイントも解説

③店舗外装

居抜き物件やビルの1室で開業する場合は不要ですが、路面店や新築物件を選ぶ場合は外装費用も掛かってきます。

店舗の看板や外壁など、基本的には内装と世界観を統一することが望ましいです。

そのため、内装をお願いする業者に外装も相談するのがいいでしょう。

店舗の外装は、全体の雰囲気を左右する重要なポイントになります。

外壁の素材やカラー、看板やロゴのデザイン料など、で、自分が提供したい世界観を表現できるように選んでいきましょう。

④カウンターやテーブル、椅子、収納棚などの家具・備品

お客様とのやりとりに使用するテーブルや、施術時に座る椅子などが含まれます。

◆チェアについて

特に椅子は、お客様に座っていただくため、座り心地や肌ざわりなど細かな点までこだわる必要があります。

革張りで高級感あるものを使うサロンが多いといえるでしょう。

今井としては、ヘッドスパは足が上がるタイプ、リクライニングソファを推奨しています。首の負担と重量の方向を考えると、フルフラットより少し上半身背中が斜めに上がっている方が腰にも負担がなく、首にも同様です。

お客様がリラックスした身体のバランスで施術ができるものをオススメします

また髪が引っかからない、爪の音がしないヘッドの部分は厚みのある安定した形を選ぶといいでしょう。

◆その他の備品について

その他にも、タオルは肌ざわりだけでなく匂いにも気を付け、お客様が履くためのスリッパも清潔を保ちましょう。

冬は寒くないように、身体を温めながらサービスを提供するなどの心配りも重要です。今井式ヘッドスパでは自社オリジナルの特許製品のウォーターマットを下にひいています。

実際にお客様にも好評で「まるでお風呂に浸かりながらマッサージをされているみたい。」とのお声も頂いております。
こちらのウォーターマットは1枚22,000円で販売しております。芯から身体が温まりますので、ぜひお問い合わせください。夏の冷房でも意外に身体の芯は冷えているんですよ。

⑤賃料

毎月の固定費として、店舗の賃料がかかります。

立地によって変わってきますので、出店を検討する際に複数の物件をしっかり比べてみていきましょう。

費用だけでなく、開業後の集客にも関わるため、駅などの公共交通機関からのアクセスや、人通りの多さなどの条件もしっかりとチェックしておく必要があります。

⑥ホームページ制作・運営

ホームページはサロンの顔にもなるものです。

お客様はご来店前に「どんな店舗か?」「どこにあるのか?」「予算はどれくらい必要か?」などを確認してから意思決定します。

何も検討できる情報がなければご来店に至ることは難しいでしょう。

しっかりとWEB上に情報を掲載し、お客様にわかりやすくご覧いただけるようなホームページを準備しておく必要があります。

ホームページの制作は、自分で簡単に作れる無料ツールも存在します。

しかしながら、WEB予約機能やお問い合わせフォーム機能など店舗運営に必要な機能を盛り込むと月額2~3万円は掛かってくるでしょう。

⑦広告宣伝費

開業後、お知り合いのご来店やご紹介で集客できることもあるかと思いますが、基本的には全くの新しいお客様に来店いただくことが大切です。

そうなるとチラシやWEB広告などで、まずは店舗を知っていただくきっかけとしての宣伝費が必要になります。

ご新規様に来店いただけて、ご満足いただけるサービスが提供できれば、リピーターとしてまたのご来店に繋がる可能性があります。

ヘッドスパ開業後の集客について

ヘッドスパサロン開業後に新規のお客様にご来店いただくために、以下のような手段で情報発信していく必要があります。

  • WEBサイト
  • Goolgleビジネスプロフィール
  • 公式SNS
  • 公式LINE
  • 予約フォーム

今は、お客様の情報収集の手段はWEBが主流になってきています。来店前にWEBで調べて比較検討する方も多いため、しっかりと情報が伝わるようにしておく必要があります。

上記それぞれの手段について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ヘッドスパ・リラクゼーションサロンの集客のコツとは?ツール活用術も詳しく解説

ヘッドスパサロンのコンセプトやネーミングの決め方

自分のヘッドスパサロンを開業しようと思ったら、コンセプトやネーミングも考えていく必要があります。

せっかく自分の店舗を構えるのですから、しっかりと背景のある内容の方がよいでしょう。

以下のようなことを深掘りしていくことで、コンセプト・ネーミングのヒントになるものが見つかるかもしれません。

  • 開業しようと思った理由
  • サービスを通してお客様に提供したいもの
  • サロンをどのような場所にしていきたいか

特にコンセプトは内装・外装など店構えにも関わってくることもあります。

後から簡単に変えることができないものですので、ご自身が納得するものを考えていきましょう。

ヘッドスパサロンの集客にはネーミング・コンセプトが重要!考え方やポイントを詳しく解説

子育て奮闘ママが美容ビジネスを成功させるまで!今井愛のストーリー

この記事の監修者でもある今井愛先生は『今井式ヘッドスパアカデミー』で技術を12年継承し、京都で自身のヘアサロン『PESCO PESCA』を20年以上経営しています。

今井先生のYoutubeでは、子育てをしながら自信のサロンを開業、独自のヘッドスパ理論を確立していったストーリーなどを赤裸々に語っています。

開業を志す方は、ぜひこちらの動画もご覧ください。

まとめ

いかがでしょうか。

お客様を癒し、お悩みごとを解決することができるヘッドスパは、お客様から感謝いただけることも多い、とてもやりがいがあるビジネスです。
しっかりとした技術を身に付けることができれば、お客様のリピートにも繋がりやすくなります。

「権威・理論のあるヘッドスパを学びたい」「ご自身の技術に自信がない」という方は、ぜひ『今井式ヘッドスパアカデミー』にご相談ください。

今井式ヘッドスパアカデミー

まずは極上のヘッドスパを体験してみたい、という方はぜひこちらの店舗にお越しください。

PESCo PESCa -ペスコペスカ-

住所〒602-0845京都市上京区寺町今出川下真如堂前100-2
TEL075-222-1711
OPEN平日:10:00-19:00
土日祝:9:30-18:30
定休日月曜日( 祝日月曜は営業)、火曜日不定休
URLhttps://pesco-pesca.com/

「今井式ヘッドスパ」を体験いただけるトータルビューティーサロンです。ヘッドスパを学ぶ前に、国内随一の今井式ヘッドスパをまずは直接体験してみたい!という方も是非お越しください。

この記事を書いた人

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Ai imai

【今井愛プロフィール】

今井美容株式会社代表取締役
トップヘアデザイナーとして活躍する傍ら、
長年ヘッドスパの研究開発に注力し、
『今井式ヘッドスパ』を確立。
肌と頭皮の研究家として
ヘアサロン『PESCO PESCA』を20年経営。
今井スキンケアを商品開発。